英会話スクールと聞くと、英会話力向上の手段として「駅前留学」などのキャッチコピーで知られるような大手英会話スクールを、まずはイメージしてしまう人が多いのではないでしょうか。テレビコマーシャルや車内広告などで目にする機会が多いこともあり、英会話というとまずスクールへの通学を検討する人も多いといえます。このような大手スクールの特徴はいくつかあって、多くが外国人講師を採用しており、レッスン形態は2〜6名程度の少人数グループレッスンで、入学時にレベルチェックテストを受けるということです。その結果に応じたレベルでのレッスンをチケットやポイントを生徒が購入することで、個々の学習ペースに合わせたレッスン頻度で受講できるようなシステムを導入しているスクール一般的です。
チケット制とポイント制のメリットとしては、曜日制ではなく生徒個々のスケジュールに合わせて受講できるという点でしょうか。働いている人でも、急な残業でレッスンを逃すようなことがありませんし、また雇用保険に加入していれば、給付金制度対象コースを受講することで数十万円のレッスン料が還付される可能性もあります。グループレッスンの為、学習仲間が増えるというのも特徴の一つです。ただし、曜日制のクラス担任制などではない為、毎回同じクラスメートと授業を受けるというものではないのです。どのスクールにもカウンセラーがいて、学習上の疑問やレッスンでの不満などを相談できるようなシステムを採用しています。その一方でデメリットとしては、入学費や教材費などをすべて合わせると、どんなスクールのどのコースであっても、費用が高額になってしまうという点です。「レッスン一回あたりいくら」のような売り文句があったとしても、総額では結局高額となることがほとんどな為、充分な予算を用意しておかなければなりません。また、解約金の払い戻しがスムーズに行われずにトラブルにもつれ込むようなケースも多く見受けられますので、契約時にはきちんと納得するまで説明を聞くような姿勢が重要となります。
また英会話スクールに通う多くの人が陥ってしまうのが、「スクールに通っているので大丈夫」というような受け身の安心感に浸ってしまうケースです。外国人講師とのグループレッスンである為、まったくの初心者よりもある程度の会話力を持つ中級者が、アウトプットの場として活用するのが最適であるといわれています。英会話力の向上は、決して簡単なことではありません。ましてや、受け身で実現するものでもありません。地道な努力なしに得られるものではないので、スクールに通っていない時間も能動的に自習をするような姿勢を保たなければ、レッスンの効果を実感することは難しいことだといえます。
英会話スクールなどでの経験を経た講師が、独立して個人でレッスンを行っている場合があります。レッスンの形態や内容、場所や料金などは講師ごとに設定が異なるものの、一般的に多いのは個人、または2名程度のごく少人数レッスンをカフェなどで会話中心のスタイルにて行っていくというものです。その相場は、1回1時間3000円前後くらいとなります。メリットとしては、講師との直接交渉となる為、中間マージンや高額なテキスト料などがかからない点が挙げられるでしょう。スクールなどと比較しても、その差は歴然といえます。また希望や都合を直接講師に告げられる為、無理なく柔軟に続けられることも特徴の一つです。ただし、対個人の口約束という契約形態に過ぎない為、不安定要素が多々あることも否めないといえます。デメリットとして、講師によってレッスンの満足度が大きく左右されてしまうことも挙げられます。講師の人柄、責任感、モチベーションなどがダイレクトに影響してくるのが、個人レッスンの大きな特徴です。良い講師に出会うことができれば非常に充実したレッスンを受けられますが、同様にその逆もあり得るということです。 プライベートレッスンの場合、どのように講師をみつけるかというのがとても重要なポイントとなります。かつて英会話スクールに所属して雇われて教えていた講師が、スクールを辞める時に生徒がついていくというケースや、インターネット上の個人講師と生徒の出会いの場などを利用して見つけるケース、または口コミなど人の紹介を経て出会うケースが多いでしょう。インターネット上でのみ対峙して、英会話レッスンをおこなう形態も最近よく聞かれるようになりました。初回は無料で体験レッスンを行う講師もいますが、初回から料金が発生する場合もありますので、レッスンを継続することになった場合は、レッスン代の払い方や、交通費やカフェレッスンの飲食代、またキャンセルの方法と扱い方などについては、講師に事前にはっきりと確認しておくことが必要となります。充実したレッスンを提供してくれる講師であるかを見極めるために、テキスト使用の可否、使用する場合はそのテキスト選択の意図、使用しない場合はどのような理由からか、カリキュラムのようなものは存在するのか、指導歴はどれくらいあるのかなど、納得がいくまで確認することをお薦めします。
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