四年制大学や短大の文学部英文学科で、英会話を学習するという方法もあります。しかし英文科のほとんどは、英語圏の文化的背景や、思想などにテーマをおいて研究を深めることが最大の目的となっている為、実用的な英会話はその一課程でしかないことにも留意しておかなければなりません。英文科の研究範囲は、アメリカ文学やイギリス文学、アメリカやイギリスの歴史や文化、思想などの英語圏の文化的背景を掘り下げるものと、英語の文法や、言語としての成り立ち、教育法など、語学としての英語を掘り下げるものと、大きく分けて2つの方向に分かれています。
英文科で英会話を学習するメリットとしては、権威のある教授から伝統的な手法で学ぶことができるという点です。その他の英会話スクールや専門学校では、講師初心者の外国人から習ったり、スクールが独自に開発したカリキュラムに沿って学習をすることになります。しかし、大学の英文科ではそれ以上のクオリティのものに触れられる可能性があるのです。例えば、学会などである程度の功績を収めてきた指導方法で、経験豊かな教授が教えてくれるということもあるでしょう。一方でデメリットとしては、生徒全員が能動的でない場合がある点ではないでしょうか。先生と生徒の間に温度差が生じてしまうようなケースも、多々あると思います。授業内容としては高額のスクールと同様(もしくはそれ以上)のものが提供されていることがほとんどですが、つい学科の一課程ととらえて、冷めた態度で授業に臨んでしまう生徒もいるようです。せっかくの充実した授業内容を受けられるチャンスですので、意欲的に学習する姿勢を保ち、授業に臨んで英会話力を向上させることをお薦めします。
四年制大学や短大の場合、交換留学制度を活用することも大いに有効な方法だと思います。現地で外国人向けの英会話スクールに入学することになる語学留学と違って、現地の学生に混じって研究内容に沿った授業を英語で受講するという経験は、負荷は大変に重いものの、大きなやりがいがあるのではないでしょうか。また危機感をもって意欲的に学習に取り組む日々は、英語力を大いに向上させることに繋がると思います。交換留学の細かいシステムは学校ごとに異なる為、興味がある場合はまずは自分の学校の留学生課などに尋ねてみるといいでしょう。英文科でなくとも留学できるケースも多々ある為、確認しましょう。
卒業後に英語を活かした職業に就くことを仮定とした2年制の英語の専門学校にて、英会話を学ぶことができるのが英語専門学校です。このような専門学校は、総括的な英会話専門コースのほか、通訳や翻訳を志す人のためのコースや、商社や貿易関連で働くことを仮定したコース、また航空業界志望者やホテル業界志望者向けのコースなど、さまざまな分野で将来英語を用いることを仮定したコース設定がされているのが特徴です。どの学校も2年制で、週5日間のカリキュラムで英語学習に臨める点では同じなのですが、エアラインビジネスに特化している学校や、卒業すると四年制大学への編入資格のある学校、幼児教育を学んだ上で保育士や幼稚園教諭2種免許状を取得できる学校もあります。その他、日本語教授法を学べる学校、TOIECやTOEFLの高得点取得に向けた学習に特化した学校などもあり、実にさまざまな特色を持った学校が存在しています。各コースのほとんどが朝から夕方までの授業を週5日間、2年間かけて受けて卒業するというものです。しかし、コースによっては1年制だったり、夜間に授業を受けられたりするものもある為、社会人が夜間コースを利用して卒業をすることもよくあります。
通常の授業のほかに、留学やワーキングホリデーをさせてくれる学校も多数存在しています。留学、インターンシップ、ワーキングホリデーなどに向けた授業内容だけでなく、実際に提携校とセットアップをしてくれる学校もあって、専門学校を卒業したあとに海外の提携大学に大学正規留学として編入できるシステムを持った学校などさまざまです。卒業後に何年経過していても、海外の提携大学への編入制度を利用できたり、専門学校で得た単位を認定してもらえたりするケースがあるので、興味がある場合は説明会などに積極的に参加して確認するようにしましょう。
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