英会話、英会話スクールの今を検証する

通訳スクール

語学のスペシャリスト育成

 英語を学べる教育機関としての最高峰にあるのが、通訳者養成スクールでしょう。プロの通訳者や翻訳者を養成することが目的の通訳スクールですが、ほとんどの学校が通訳コース以外に、英語専門コースも設定していて、英会話スクールや英語専門学校では物足りないレベルの人が、英語力をよりブラッシュアップするために入学します。通訳コース希望者が、通訳コース入学テストで基準に満たなかった為に、準備段階として英語専門コースに入って勉強することもあるようです。生徒は、実際に英語を仕事で使っているような社会人が多く、仕事と両立させながら通学している人がほとんどです。その為、授業枠は週末や夜間の時間帯にも豊富に設定されており、週に2日程度2時間ずつ、または週末に4時間ほどまとめて受講するような形態が多いようです。
 通訳スクールで英語を学ぶ際の特色として、生徒にほとんど負担をかけさせない英会話スクールなどとは異なり、生徒に膨大な量の宿題や課題などを課すのが当たり前のようです。予習や復習を生徒に徹底させるような授業が展開されるのも特徴でしょう。教材として扱われることが多いのは、英字新聞の記事や社説、国際ニュースや社会問題などで、日常会話に重点をおいたより専門的で格式の高い英語を扱うことを目的としています。その為、英会話スクールと比較しても高い英語力が求められる場所となります。話せて、読めて、聞けて、書けるというような、総合的にバランスよく語学を操れるような実力をつけられることを目指す学校が多く、授業では通訳訓練科目を導入したり、また毎回の授業で単語テストを行うことで語集力アップを図ったりなどとても充実しているといえるでしょう。1クールは半年間であったり、1年間であったり学校ごとに異なりますが、いずれの場合も担任制で、中間試験や期末試験を実施し、進級の判定とするシステムであることがほとんどとなっています。英語コースを修了したあとは、翻訳コースで文章としての英語を極めることを目指したり、通訳入門コース、さらにはその上の通訳科コースや同時通訳科コースなどを目指すことも可能となります。趣味としてだけでなく、本格的に英語を特殊技能として磨いて生涯に渡って活用していきたいような人、またそのためには努力を惜しまないような人には最適な環境を提供する場所だといえます。

通訳の仕事について

 同時通訳または逐次通訳を行い、外国人との意思疎通をサポートするのが通訳の仕事です。同時通訳は話を聞きながら同時進行で、逐次通訳は話をある程度聞いてからまとめて訳す通訳となります。企業間の取引などビジネスに関する通訳を行うビジネス通訳、国際会議を担当する会議通訳、テレビの二ヶ国語放送で通訳をする放送通訳など、さまざまな分野が存在します。知識・スキルを習得するまでの目安としては、個人差もあるが最低でも1年は専門のスクールで学ぶ必要があります。通訳の収入の目安としてフリー通訳者の1日の報酬の場合、約2万円前後〜10万円前後となります。
 必要な知識・スキルについてですが、まず語学力があることが必須条件となります。英語なら英検1級、TOEIC(R)900点レベル以上の実力がほしいところです。外国人との会話が堪能でも、プロの通訳になるには正確に言葉を聞き取るヒアリング力や相手に的確に伝える表現力も必要となります。通訳という仕事はさまざまな人に接するので、通訳する内容も幅広いといえます。専門分野の勉強が常に必要なので、向上心のある人には向いているのではないでしょうか。その場、その場で瞬時の判断力や集中力も求められる為、プレッシャーをはね返せる精神的な強さも重要な要素となります。通訳の仕事に就くなら、語学スクールで通訳の技能を身につけるのが近道でしょう。プロデビューを果たしたのちも、仕事の現場で実力を養いながら、レベルアップのためにスクールの上級コースで勉強を続ける人も多いといえます。英会話を学んだことがきっかけで、通訳を目指す人もいるようです。働く環境としては、企業の社内通訳者や派遣社員として働くほか、通訳エージェントに登録して、フリーランスの形で仕事を受けるという方法もあります。得意ジャンルをもち、同時通訳がこなせるレベルになるととても強い職業となるでしょう。

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